![釜山銀行本店[写真出典=BNK釜山銀行]](https://wimg.mk.co.kr/news/cms/202503/19/news-p.v1.20250319.d4a1d86ce6bf4058be737bb0d9f04231_P1.png)
地方銀行が昨年、不良債権を大規模に処分したにもかかわらず、健全性指標は依然として改善されなかった。 これを受け、地方銀行は今年、家計向け融資を拡大し、まだ銀行圏で「ブルーオーシャン」と評価される外国人特化戦略に力を入れている。
19日、銀行界によると、昨年、地方金融持株(BNK·JB·DGB金融)の貸倒償却費は前年より3.61%増えた約1兆635億ウォンに達する。 貸倒償却費は銀行や金融機関が貸出金やその他の債権を回収できないと予想される場合、その損失を会計帳簿で費用として処理する金額だ。
これは地方地域の経済低迷で地方銀行から融資を受けた建設会社など主要借主の延滞率が持続的に高くなった影響と分析される。
昨年回収に問題が生じた与信保有水準を示す「固定以下与信比率」が釜山·慶南·全北·光州·iM(大邱)地方5大銀行の中で全北を除いて全て高くなった。 固定以下与信は固定、回収疑問、推定損失与信を合わせた不良債権(NPL)であり、利子回収もできず事実上貸したお金を回収するのは難しいと見る。 この割合が高いほど銀行の健全性が低いという意味だ。
各社別の固定以下与信比率は、釜山銀行と慶南銀行は昨年それぞれ0.72%、0.45%で、前年より0.3%p、0.07%p増えた。 同期間、光州銀行の固定以下与信比率は0.04%p増え、全北銀行は0.01%p減った。 iMバンクは0.73%で0.08%p拡大した。
![JB金融グループ [写真出典=JB金融グループ]](https://wimg.mk.co.kr/news/cms/202503/19/news-p.v1.20250319.72995dd87ecc421a8b2df3c20b2983e0_P1.png)
これに対し地方銀行は支援政策を基盤にした家計貸出拡大と高付加価値事業群育成で活路を模索し始めた。
金融当局は日増しに悪化している地方経済の管理のため、今年、地方銀行に対して多少余裕のある融資余力を与える方針だ。 特に地方不動産の隘路状況を考慮して市中·地方銀行が地方住宅担保貸出の取り扱いを拡大する場合、取り扱い拡大額の50%を年間家計貸出経営目標に追加反映するなどインセンティブを付与する。
また、地方銀行は外国人顧客特化サービスの開発にも力を入れている。 外国人顧客は既存金融サービスに接近しにくい場合が多いのに比べ、代案策がまだ多様化されておらず、彼らを対象にしたオーダーメード型金融サービスは潜在価値が高いと評価される。
全北銀行は今月から国内で初めて外国人顧客のための移動ラウンジ「ブラボーコリアムービングラウンジ1号」を運営する。 営業店訪問や銀行アプリ使用が難しい顧客の接近性向上および利用便宜性などを目標にしている。 外国人客を対象に各種機関訪問同行サービスも提供する。
光州銀行は光州·全南金融圏で初めて「外国人金融センター」を開店した。 これを通じて38カ国の言語を支援するリアルタイム通訳·翻訳サービスを提供し、4カ国(ベトナム、インドネシア、ネパール、モンゴル)の外国人職員を窓口に配置させ、外国人専用通帳·カード·貸出商品などを披露した。
BNK慶南銀行のムービングバンク(移動店舗)は最近、地域の大学を訪れ、外国人留学生に多様な金融サービスを提供した。 これを通じて入出金通帳開設、デビットカード発給、電子金融サービス加入など金融業務を支援した。
地方銀行関係者は「大型企業体は市中銀行と取引関係が開かれており、地方銀行は地域中小企業·建設会社などの影響を大きく受ける方だが、彼らの不良債権比率が増加する傾向」として「地方に外国人勤労者、留学生などが多く居住しているだけに、これらオーダーメード型特化サービスを多様化するなど地方銀行の特色を生かすことができる利益窓口を積極的に模索中」と話した。