嶺南地域で発生した「怪物山火事」が一週間無差別的に広がり、歴代最悪の山火事と記録された。 慶尚北道は山火事の影響区域が依然として義城、安東、青松、英陽、盈徳まで東北部地域に広範囲に広がっており、今後の被害規模はさらに大きくなるものと見られる。

27日、中央災難安全対策本部によれば21日、慶南山庁を始めこの日午後6時基準で中大型山火事地域は計11ヶ所、被害面積は計3万8665haと集計された。 このうち慶尚北道が全体の92%である3万5697haの被害を受けた。 これはソウル全体面積の半分を超え、サッカー場5万ヵ所余りに当たる規模だ。 歴代最悪と記録された2000年東海岸山火事の被害面積2万3794haよりも1万ha以上広い。

慶尚北道の山火事は義城で始まり、歴代最高の時間当り8.2kmの速度で東海岸まで襲った。 これまで拡散速度が最も速かった山火事は、1時間に5.2kmに拡散した2019年江原道束草·高城の山火事だった。 山火事による人命被害は同日午後8時基準で死亡28人、重軽傷32人と集計された。 死傷者も1987年に山火事人命被害統計が作成されて以来、最も多い。 現在、被災者は8536人だ。 建築物被害は2639件に達し、このうち住宅が全体の95%で2500軒余りが破損した。

韓悳洙（ハン·ドクス）大統領権限代行は同日、山火事の被害が深刻な安東、青松、英陽、盈徳を特別災難地域に追加宣言した。

[ウ·ソンドク記者]